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680

作成日 99/07/03
更新日 99/07/08
最終更新日 99/09/01

◆携帯性抜群の、H/PC Proマシン

総合的な携帯性、という点で、カシオペア以外の選択肢は考えられなかったMIDさんの心を動かせた、小型マシン。 常時持ち運びすることを考えると、僕的にはカシオペアサイズ(ビデオテープ並みの横幅)が限度でした。B5ノート以上の大きさになると、ポーチに入れて気軽に持ち運べなくなるので、携帯性という点から見ると、準カシオペアサイズのJornada680は100点満点です。紺紫のボディに録音ボタンやスタイラスのロックの銀が映えているなど、デザイン的にも、スタイリッシュでいい。ほかのハンドヘルドPCと比べて、女の子受けしていましたし。

クレードルに乗せたところ
クレードルに載せたところ

◆タッチタイピングも可能な本格キーボード。

Jornada680で二番目に気に入ったのが、キーボードでした。カシオペアサイズなのに、フルキーボードに近いサイズでキーがついているのです。キーピッチも余裕があり、打ち損じることがない。ストロークも十分です。 欲を言えば、620LXと同じ横幅のままでよかったから、キー配列を89キー準拠にしてほしかった。680は、620LXより横幅で0.9mmの小型化が図られているが、「Tab」キーが一列下に下がり、「英数」キーや「半角/全角」キーが右上に、「_」キーが「変換」キーの右隣に移動しており、慣れないと鍵打にとまどってしまう。あと1センチあれば、89キー準拠にできたはずだ。残念。

◆筐体そのものは、頑強そう

デザイン的に秀逸なだけでなく、筐体は頑強だ。ヒンジは心持ち硬くなっていて、しっかりしている。蓋を開けるときの手応えはなかなかのものだし、使っている最中でも、ディスプレイがぐらつくことはない。ノートパソコンもそうだけど、クラムシェルの筐体は、ヒンジ部分が一番弱い。なにせ、あの細い管の部分に、本体とディスプレイ部分とを繋ぐフレキシブルケーブルが通っているのだ。無理にカバーを開閉すると、ケーブルが断線してしまう。カシオペアなんか、ヒンジがぐらぐらしていて、大丈夫かな、これ?と心配になる。 バランスも取れていて、蓋を開けてもJornadaが後ろにひっくり返るということがなかった。まぁ、本体部分が重いというのもあるんだろうけど、ヒンジがしっかりしている証拠である。 画面が見やすい位置までカバーを開いたら、画面をタップするたび、機体が後ろにひっくり返りそうになったカシオペアやペルソナとは大違いだ。

◆しっかりしているが、気になる部分も

誉めてばかりではなく、欠点も。まず、ただ、カラーマシンということで、本体、ディスプレイ部分ともに、かなり分厚くなっています(カシオペアより1センチ近く分厚い)。とはいえ、実際に使ってみると、厚さはそんなに気にならない。どちらかというと、ずしりと来る重さに閉口してしまいます。カシオペアより80g重いだけ(510g)なのに、片手で持っていると、手首が疲れてくる。モバギほどじゃないけどね。

気になったのは、カードスロット。モデムを内蔵したためか、CFとTYPEUカードスロットをともに内蔵することができず、カード2枚差しのときは、CFスロットが本体の外にはみ出る構造になっている。はみ出るのは別にいいけど、CFを挿入するとき、ラッチを押して、カバの口のようにスロットが開くのだけは、なんとかしてほしい。ラッチが固くて開けにくいのは許すとして、スロットがブラブラしていて心許ない。この部分から壊れそうだ。フレキシブルケーブルが覗いているのも不安感を誘う。

雑誌には必ず掲載されるJornada680のギミック
雑誌には必ず掲載されるJornada680のギミック

あと、カラーマシンの宿命として、日光が差し込むと、画面がまったく見えない。これは致命的です。 そうそう、電池の持ちも悪いですね。普通に使っていると、4−5時間しか持たない。カード2枚挿ししてるってのもあるんだけど、8時間持たないのはつらい。ACアダプタがノートPC並みに大きくなったのもいただけない。

◆RAMに空きがあれば爆遅モードは滅多に起こらない

CPUは、SH-3の133MHzで、HP-620LXの75MHz、カシオペアA-60の80MHzよりクロック数は上がっているけれど、CE2.11という重いOSを動かすには、少々、力不足なようだ。処理速度は、体感的に、A-60を使っていた頃とそんなに変わらない。ただ、プログラム実行領域に12MBほど取ってあげると、なかなか機嫌良く動いてくれる。
PCのIME98標準辞書を積んだり、ATOKの辞書から単語を落とした6Mものユーザー辞書を使っていたときは、プログラム実行領域に12MB取っていても、ちょっとした書き物をするだけですぐにリソースが不足してしまい、頻繁に爆遅モードに移行していた。エディタを閉じても、常駐させているPWZをアンロードするまでメモリを解放してくれないし。
ATOK Pocketを使いだしたことで、IME98の巨大な辞書ファイル群を削除することができたので、ようやくリソース不足から解放され、爆遅モードも滅多に起こらなくなった。

◆クレードルの思わぬ使い道

Jornadaには、標準でクレードルがついています。クレードルだけを手に取ってみるとすごく、ちゃっちいんです。お世辞にも、高級感漂うとは言い難い。卓上で使うときはクレードルとドッキングすればいい、と書かれていますが、僕の卓上はすごく狭いので、できればクレードルなんぞ、くっつけたくありません。 が、このクレードル、思わぬ場所で使えることが判明しました。ずばり、膝の上です。 クレードルは22センチの横幅があるので、股を大開きにしなければ、ちょうど膝の上に収まります。マシンも安定するので、使いやすい。なにより、スタイラスの置き場所に困らなくていい。いちいちスタイラスを、マシンに収納するのは面倒です。かといって、持ち続けるのは片手が塞がるので、非効率。その点、クレードルがあれば、スタイラスを突き刺すだけで済みます。これは便利。
アタッシェケースのような、表面が平らでしっかりした鞄を使っていない人や、ポーチでジョルナダを持ち歩いている人、ちょっとしたときに、なかなか重宝しますよ。

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