
[PocketCafe トップ] [Pocketに書斎][Pocket日記] [Mail]
PCカード型PHS
作成日 99/01/16
★Two LINK DATA 使用レポート 今話題になっている(らしい)、SIIのMC-P110/TDを購入しましたので、購入までの経緯とカシオペアA-60での使用レポートを書きます。 知らない方もいると思うので、ちょっとだけ説明しますと、MC-P110/TDはSII(セイコーインスツルメンツ)から発売されているPCカード型PHS電話機です。PHS、コミュニケーションカード、ケーブルが一体となっているので、PCカードスロットに挿入するだけでOKです。カードスロットから突出するのは、アンテナが内蔵されている部分約22mmしかないのでかさばることがありません。 電源もパソコンやPDA本体から供給されるし、従来のモデムカードに比べ消費電流が少ないので、バッテリの心配をしなくても済みます。 PHSのデータ通信は、PIAFS(ピアフ:PHS Internet Access Forum Standard)と呼ばれる仕様によって現状では、32kbps(実質29.2kbps)での接続が可能です。携帯電話の9.6kbpsと比べて、3倍ほど速い計算になります。PIAFS経由でデータ通信を行うためには、通信相手(プロバイダ)もPIAFSに対応していなければなりませんが、通常のISDNに対応していれば、32Kbpsの高速通信が可能です(DDIポケットのみ)。 MC-P110/TDは、通話先をあらかじめ登録しておいた最大3ヵ所の電話番号に限定する代わりに、月額基本使用料が980円で済むというDDIポケットの「Two LINK DATA」サービスの専用端末です。通常PIAFSに対応しているアクセスポイントは、最寄のアクセスポイントだとひとつふたつに限られるので、最大3ヵ所というのは妥当な数だと思います。通信先を限定したくない場合は、MC-P100といって、月額基本使用料1,350円(「お気軽コース」利用の場合)のPCカード型PHSもあるのでそちらを利用するといいでしょう。 なんでMC-P110/TDを買ったのか 出先でモバイルしたいと思っていたわけですが、僕のPHSはCASIOの「TETE」といって、データ通信端子がない機種なので、モバイルのためには、PHSを買い替えなくちゃいけないわけ(PHSをふたつ持つのは馬鹿馬鹿しい)。それにPHSデータカードも買わないといけないので、それだけで十分、Two LINK DATA専用端末の金額を超えてしまいます。なら、ケーブルなしでスマートに使える方がいいに決まっています(自分トコのプロバイダがPIAFSに対応していることは、事前に調べています)。 Two LINK DATA専用端末は、SII以外に、三菱電機や松下電器から発売されています。
雑誌なんかでは、モデムカードを扱っているショップで手に入り易いと書かれていましたが、大阪・日本橋では、携帯電話ショップでしか扱っていないようです。 僕が買ったSIIのMC-P110/TDは、3店舗ほどで扱っていましたが、どことも税抜きで15,800円から16,800円でした。かなり高い。ちょっと手が出ないなと思っていたところ、たまたま信号待ちしていた交差点のところにある携帯屋さんで、税抜き12,800円で売っているのを発見。 MC-P110/TDの方が高かったのですが、TL-DC100より突起部分が短いこと、アンテナを突起部分に内蔵しているのでスマート(TL-DC100は接続時にアンテナを起こさなければならない)、なにより「SIIは信頼性が高い」という思いこみが強かったので、MC-P110/TDに決めました。 MC-P110/TDも一応、PHSなので、ショップにて、電話番号を登録しなければなりません。だいたい1時間半から2時間ですみます。PHSの即納と同じです。 カシオペアで使うための設定 カシオペアに限らず、WindowsCE端末では、カードスロットに挿入するだけで、PCカードモデムとして認識してくれます。
更新日 99/07/03
もっとも税抜き12,800円には条件があって、10ヶ月以内に解約すれば、違約金17,000円(だったと思う)を支払わなければならず、違約金契約をしたくなければ、15,000円だったように記憶しています。
ちなみにその店では、同じくTwo LINK DATA端末である三菱電機のTL-DC100が8,800円で売られていました(同じく違約金契約時の値段)。
さぁ、使うぞ
タスクトレイのモデムのアイコンをダブルクリックすると、「PCカードが検出されました」とメッセージが出ますので、今度は「はい」を選び、MC-P110/TDに通電します。PHSでの発信は「トーン」なので、「パルス」になっていれば切り替えておきましょう。「Get Connect!!」があれば、簡単に変更できます。
接続は、ものの数秒で完了します。後で知った話ですが、PIAFS接続だと、ネゴシエーションといって、モデムがぴーひゃらいっている時間がない分、普通のモデム接続より早く完了するのだそうです。通信速度は、冒頭で書いたとおり実質29.2Kbps。会社の電話回線につなぐときに使用しているTDKのDF3314Eという33.6Kbpsカードモデムと、体感的にそうかわりません。実際、50KBほどのメールでも、御堂筋線の新大阪駅につく直前に受信をはじめて、列車が駅を発車するまでに受信が完了します。
ニフティメールのだとログインからログアウト、まで30秒ほどで済みます(メールサイズは16.6KBでした)。
WWWのブラウジングも、安定して行えます。画像を表示しようとすると多少時間がかかりますが、これはポケットIE(というかWindowsCE)の性能の問題であるため、しかたありません。PHSである以上、移動中の通信はできませんが、定点ではけっこう感度良好です。
電波の強さがどのくらいかは、カード部分にあるランプの点滅でわかるようになっています、ところがこのランプは、モデムとして通信に使用している間しか点灯(点滅)しないので、接続をはじめるまで電波状況がわかりません。幸い私はDDIポケットのPHSを使っているので電波が届いているかどうかはPHSを見れば確認できるので、あまり気になりませんが、なんとかしてほしいものです。
気になる料金ですが、DDIポケットの場合、通常のPHS使用料と同じです。下に、昼間料金を記しましたので、参考にしてください。
| 区分 | 3分間の通信料金 | 10円で通信できる時間 |
| 同一区域内 | 40円 | 60秒 |
| 隣接区域内 30kmまで | 50円 | 45秒 |
| 60kmまで | 80円 | 26秒 |
| 100kmまで | 110円 | 18秒 |
| 160kmまで | 130円 | 15秒 |
| 160km超 | 130円 | 15秒 |
料金同様、バッテリの持ちも気になるところですが、CASIO純正のリチウムイオンバッテリを入れているためか、ACアダプタなしでカシオペアを2時間半使ったうち、使用中はほとんどバックライトをつけっぱなし、通信を5回(延べ時間約2分)行っても、まだ充電の必要はありません。省電力設計とはこういうのを言うんだろうな。
持ち運びは?
CE2.0は、PCカードへの電源供給を自由にコントロールできるので、MC-P110/TDをカードスロットに挿しっぱなしにしています。カシオペア自体をクッションの効いた巾着に入れて持ち運びしているため、MC-P110/TDが外れていたこともなければ、ちゃんと動かなかったこともありません。これであのいただけないダミーカードともおさらばです。
★購入する前に気をつけなければならないこと
MC-P110/TDを購入するときに通信先の番号を登録するので、登録する番号はすべて、事前に調べておかなければなりません。追加、変更には手数料がかかります。
自分のプロバイダが、PIAFSに対応しているか、確認しておきましょう。PIAFS対応のアクセスポイントは隣接区域にいくつあるか、番号と一緒に控えておきましょう。
DDIポケットには、ポケットMAL(マルチメディアアクセスライン)というサービスがあります。これはDDI(第二電電)と提携しているプロバイダへは、距離に関係なく1分10円(3時から17時)か13円(17時から翌朝3時)でα-DATAやPIAFSで接続できるサービスです。ユーザーが0077で始まるMAL用の番号に電話をかけると、発信地がどこかにかかわらず、DDIのダイヤルアップ網(DDI-MAL)に接続されます。距離の制約は、DDI-MALが吸収します。DDI-MALとプロバイダは専用線で結ばれているので、どこからかけても、最終的にプロバイダに接続できるようになっています。
よく出張や旅行に出かける人向けです。
プロバイダのホームページで「全国共通」「MAL」「マルチメディアライン」などのキーワードで検索すると見つかると思います(必ずしも「ポケットMAL」で見つかるとは限らない)。0077で始まるアクセスポイントが見つかれば、購入時に登録しておきましょう。
私は事前にちゃんと下調べをしていなかったため、「ポケットMAL」の番号を登録できませんでした。他山の石にしてください。
<ポケットMALを利用できるプロバイダ> ・DION ・BT-NIS ・アルファネット ・ブロードウェイ・インターネット(東京ポケットエリアのみにて実施) ・ドリームネット ・東京インターネット(東京ポケットエリアのみにて実施) ・Navi Connection ・MIND ・メディカルエキスプレス ・InfoWeb ・NiftyServe ・ネットラピュタ ・ドクターネット ・People ・DREAM TRAIN INTERNET (DDIポケットホームページより) |